遅い夕食

日付が変わってたんですね。
つい先ほど、一人で夕飯に行ってきました。
仕事関係の懇親会があったので家人には夕食の支度は断ってあったのですが、懇親会場にはたいして食べる物もなく、車で行っていたためお酒を飲むわけにも行かずと、お腹が中途半端だったのでやむなく外へ出かけた次第です。


24時間営業の中華料理屋が近所の街道筋にありますのでそこへ行きました。
夜の11:30近くだと言うのに、子ども連れの家族や、バイクのツーリング帰り風の人たちだので結構繁盛しています。

そのお店で一人の高校生くらいのアルバイトの女の子が目に付きました。
お世辞にも垢抜けた感じではなく、仕事もどちらかと言うともたもたしている風は否めません。
責任者らしい年配の男性にあれこれ指示されているのですが、どうもおどおどと作業をしている様子。
ただしお客さんが新しく来店すると、一番大きい声で明るく「いらっしゃいませ」と言うのも彼女でした。

自分の娘と年端の変らない少女がこんな時間にアルバイトも大変だなと、食事をしながら漠然と考えていたのですが、その事も時間が過ぎるうちに忘れてしまいました。

そして食事を終えレジに向かいますと、件の彼女がレジに立ちました。
5千円札で支払いをしてお釣りを貰おうとした時に、僕は彼女の腕の無数の傷跡に気が付きました。
あれは・・・あれはおそらく自傷行為の傷跡。
普通では考えられないほどの数の細かい傷。

どういう理由がそこにあったのか僕には知る由もありません。

確かに、作業の効率だけを見れば・・・。
何て言ったらいいのでしょう。
見る人が見れば「のろい」と一言でかたずけられてしまうかもしれません。
気が利かないと罵られてしまうのかもしれません。

ここで働く前には何処かで辛い思いをしていたことは容易に想像がつきます。

だけど今、そんな彼女は精一杯の笑顔で僕におつりを渡してくれました。

「ありがとうございました」
「ごちそうさま」
どこのお店にもある普通の会話。

彼女にとってそれが出来るこのお店は、きっと今は居心地のいい場所なんだろうな。
そんな場所であって欲しいな・・・。

そんな事を、勝手にあれこれ思いながら家路を急ぎました。
今日は好きなチャーハンの味がよくわかりませんでした。
[PR]
by kazz1125 | 2006-04-08 00:36 | 雑感


<< 100 景気回復ウソホント >>