誕生日

自分が生まれた時の事を記憶している人は・・・僕の親戚知人友人愛人変人の中には残念ながら一人もいないようです。

だけど、どなたもご自分の子どもさんの生まれた時の事は鮮明に覚えてらっしゃると思います。
ましてやそれが、ご自分がお母さんであれば尚更の事。
苦しみを乗り越えた後に訪れるその感動は、所詮僕たち男どもがどんなにがんばっても得られるものでは無さそうです。



これは今から5年ほど前・・・友人夫妻のようやく授かったお嬢さんの5歳のお誕生日に書いたものです。

誕生日に

初めて君と出逢った 
病室の窓辺の片隅に
秋の陽射しの日溜りが君を 
包み込む、ベールのように

白い産着にくるまれた
新しい小さな生命を
慣れない手つきで初めて抱いた
頼りない重さは忘れない

今日は君の人生最初の 出来事ばかりで恐縮だけど
ここは一つ御機嫌直して 記念撮影などいかがでしょうか

あの日の一枚の写真に
少しだけ若かった君のママと
未来を両手に握り締めて
幸せを届けた君の姿


 安心したママの瞳には 
 少しだけ光るものがあって
 それでも何処か母の強さが 
 早くも見えてきた気がした

 親バカと言われる人たちの 
 気持ちが少しだけわかった
 あの日の僕は気がつけば同じ 
 忙しくビデオと写真ばかり

 今日から君は一人の人として あれやこれやと大変だけど
 ここは一つ前向きに人生歩んで行こうよ、君の手が離れるまで

 色づき始めた楓の木の 
 赤い一葉の美しさに
 親としてささやかな願いを込めて 
 この名前、初めての贈りもの


  あれから幾つも季節が過ぎて、お姉ちゃんになり、友達も出来た
  変わらないのはママの美貌と酒量 僕はと言えば少しウエストが増えた

  今日は君の誕生日 
  5本のローソクに火を灯し
  そしていつまでもこうしていられたら… 


とりあえずのお父さんのように、父親は父親なりに感動は共有しているはずなのですが・・・。


誕生日・・・。
その方が年齢を重ねられる事へのお祝いの日。
そして大変な思いで産んで下さったお母さんへの感謝の日でもあります。
そしてそして、よ~~く考えてみたのですが・・・
やっぱりお父さんはあんまり登場してくる余地は無さそうです。

今日は何だか古い引き出しを開けて見たくなりました。
梅雨入り前に、引き出しの虫干しを・・・。ナフタリン、入れとかなくちゃネ。

  最後に・・・私信で失礼しますが、おめでとうございます。
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by kazz1125 | 2006-05-29 10:17 |


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