言い違い、読み違い、勘違い

我が父・・・昭和12年東京下町は砂町の生まれ。
戦災で子どもの頃はずいぶんと苦労したようです。

けんかっ早くて、おっちょこちょいで、何処か憎めない所がある・・・てやんでぃ、こちとら江戸っ子でぇ、と言った気風をたぶんに持っています。
若い頃はずいぶんと遊んだこともあったようです。
僕がかなり幼かった頃、親父の所に来る友人は御身体にきれいな絵が描いてある人が何人かいたのを覚えています。

その親父・・・時々とんでもない大ボケをかまします。




滅法カタカナに弱い・・・。

カタカナの長音「-」がうまく読めません。
カンガルー」を読むと「かんがぁる
チンパンジー」を読むと「ちんぱぁじん」になってしまう。
言葉として話すのは問題ないんですがね。読むとお手上げ。
何ででしょうね。こっちの方が返って読みにくいと思うのですが。

大分以前、景気が良かった頃の話。
会社の秋の旅行を企画した時、「今年の宴会は芸者じゃなくて、パイオニアンにしよう」と父が僕に言いました。
「???」
一瞬の沈黙の後にこみ上げる大笑い。僕は全てを察しました。
そう父は「コンパニオン」の事を言いたかったのです。
宴会に「開拓者」呼んでどうすんだか。

若い頃、一緒に現場で作業をしていた時期があります。
現場近辺にあいにくお昼を食べる適当な所がなく、やむなくマクドナルドでの昼食。
店員さんに「こちらでお召し上がりになりますか?」と聞かれた父は・・・
「おう、テイクオフにしてくれるかい・・・」
オヤジそれはちがう。違うんだ!それを言うならテイクアウトだ。
頼むからこんなとこで離陸するのはやめてくれ。

父の日だか誕生日だかに、Cartierの財布をプレゼントした事がありました。
父は嬉しそうに「お母さん、カルチャーの財布だって!」・・・・・・・・・・・。
ちがぁうっ!カルチャー教室じゃねーんだ!カルティエって言え。
この父、昔「レノマ」のベルトを贈った時も「レマノ」って言ってたんだ・・・。

僕にはハーフのいとこがアメリカマイアミにおります。
そのいとこの所へ、八王子に住んでる別のいとこが短期留学に行く事になった時・・・
「あや(八王子のいとこ)の奴、アマンダ(マイアミのいとこ)の所へホームレスに行くんだってよ・・・」。
ちがうぞ、親父。ホームレスになる人はふつー飛行機代出せるはずないだろう。
ダンボール持って飛行機乗るんかい!

実は漢字の読み違いもすごい・・・

会社の工場そばに「入間ハート病院」と言う病院があります。
通り過ぎざま「にんげんハート病院って心臓の専門か?」と聞きました。
似てるけど違うんだ、親父。
頼むからこれは「いるま」って読んでね・・・。

母はもう、45年来のこんな会話には辟易としていて、当たり前のように聞き流してしまいます。
これもある意味すごいです・・・。

週初めの月曜日。
肩の力を抜いて、今週もそぞろに参りましょう。
[PR]
by kazz1125 | 2006-06-05 11:02 | 雑感


<< 扉の向こう側 まぬけの旅 >>