美人の喩え

東京は今日もどんよりとした曇り空。
もう梅雨入り間近ですので、降っていないだけでも良しとしましょうか・・・。
梅雨に入れば手放せないもの、傘。
男性用の面白くも可笑しくもない傘に比べて、女性用の傘は本当に色合いも柄も全てにおいて美しく出来ております。

夜目、遠目、傘の内」と言う言葉があります。f0056698_9001.jpg
傘はこちらの・・・つまり被る笠が本当だという説もありますが、いずれにせよ女性の容姿が、夜見たとき、遠方から見たとき、笠をかぶっているところを見たときに、より美しく見えるということ・・・を意味します。

じゃぁ、「夜目遠目笠の内」で見たにも関わらず美しく見えなかった女性は救いようがないのかと言う議論はさて置き、言葉通りだなと感ずる時・・・。
僕としては、車で通りすがりにバスを待つ傘越しの女性の姿にハッとさせられたりする事があります。
顔はよく拝見できなくとも、その女性の傘を持つ指先に女性らしさが溢れていたりすると、前の車に追突して我に返る・・・なんて事がしばしばです(そんなことはないやろぅ!)。

言葉の真意としてはどうなんでしょうね?
夜目も遠目も笠の内も、要はどれもはっきり見えていない訳でして・・・。
ある意味男の本質を鋭く切り込んだ言葉のような気がしてなりません。
ったく男ってぇのは・・・。

美人を喩えた言葉に他にこんなのもあります。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花f0056698_942135.jpg

これは古くは江戸、天明年間の諺辞典だった譬喩尽(たとえづくし)にも記載のある由緒正しき美人を喩える言葉であります。
芍薬の花。すぐにピンと来る方は少ないと思いますが(僕もわかりません)、開花時期は場所にも寄りますけど、5月~6月くらいのようで、漢方薬としても広く用いられています。フランスでは白ワインの香りを評するのに使われる、やはり女性らしさを表す言葉の一つらしい・・・です。

美人の喩えは枚挙に暇がありませんね。
しかし・・・
立てばビヤ樽、座れば土管、歩く姿はドラム缶
こんな言葉もございます。
この諺は果たして美人を喩えた由緒正しきものなのかどうか、ちょっと判断しかねておりますが。

女性の皆様、もちろん杞憂ではございますがどうかお気をつけ遊ばせ・・・。
[PR]
by kazz1125 | 2006-06-06 09:16 | 言の葉


<< 厚顔無恥 父と娘 >>