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梅雨のsabotage

昨日は都内での打ち合わせが立て込んでおりまして、所沢⇒練馬⇒神田神保町⇒佃島それから埼玉浦和とそれこそ分刻みのスケジュール。
メガネの似合う美人秘書でもいればいいのですが、残念ながら全て自分で管理しなくちゃならないのが現実。
と言う事は裏を返せばちょっと立ち止まって写真を撮る事も可能なわけでして・・・。

昨日は梅雨もサボタージュ。
幸いにも蒸し暑くはありましたがお天気は良く、早くも真夏の風情の東京でした。

梅雨のsabotage_f0056698_8384296.jpg梅雨のsabotage_f0056698_8393956.jpg

大手町 ビルの谷間に浮かぶ雲なし              葛飾区 白髭神社


・・・白髭神社に聴き覚えのある方は



木根川橋     詞・曲・歌 さだまさし

セリフ:「先生、俺達の木造校舎
     すっかりなくなっちまったんですねぇ…
      それに、あの暑い夏に重いローラー転がしてならした
      テニス・コートの上にプールなんて出来ちまって……
      先生、時の流れってそんなもんですかねぇ」

木根川橋から水道路抜けた
白髭神社の縁日は
アセチレンたいて あんずあめ売ってますか
相も変わらず にぎやかなんでしょうね

あの頃何やら覚えているのは
あの娘の笑顔と冷たさと
不思議な胸のどよめきと
あっけらかんと あっけらかんと
みんなみんな 許せた毎日

セリフ:「先生、あの頃よくのりちゃんと銭湯行ってね
     あいつと来たら、15番の下駄箱があくまでは
     どんな雪ん中だって雨ん中だって中へ入らなかった
     先生、覚えてるかな、うちのクラスの15番、そう、
     目のステキな のりの好きだったあの娘の
     出席番号だったんですよ。」

僕らはこっそり ノートの片隅に
あの娘の名前に 自分の苗字を
かぶせて書いては あわててぬりつぶし
あたりを見回し 赤くなったもんです

使いの帰りは廻り道をして
あの娘の家の前を通ったもの
そのくせ会えば そっぽ向いた
なんともはや すてきだった
仲間達に カンパイ!!

木根川薬師の植木市の日には
今でも必ず雨が降りますか
もんじゃ焼きのコツ 忘れちゃいませんよ
カルメ焼き冷やすより 易しかったもの

あの頃チャリンコ転がして行った
曳船、押上、浅草の
不思議な胸の高鳴りと
荒川土手の忘れちゃいけない
毎度毎度の 草野球

セリフ:「先生、みんな変わっちまいましたねぇ
     先生…先生?…なんだ寝ちまったんですか…」


以前から白髭神社の場所は知っていたので、ちょっと道すがらお参りさせていただきました。
残念ながら縁日ではないので境内には誰もいませんでした。
だからこそ感じえたもの・・・。
真夏になれば境内の緑に、蝉も賑やかに季節を歌い上げる事でしょう。
束の間の涼を求めて、お年寄りがお参りに来るかもしれません。
下町のそこで暮らす人たちの生活の中にある小さなお社。

隅田川や荒川に囲まれた、たくさんの人がひしめき合って暮らす町。
さださんのこの歌の雰囲気もそのままの、そして「金八先生」の声も聞こえてきそうな、そんな下町の空気をたくさん吸い込んで、この町を後にしました。
ちょっぴり温かくなった気持ちと「木根川橋」を口ずさみながら・・・。
by kazz1125 | 2006-06-20 09:10 | 風景


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