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地球環境の変化、意識の変革

西日本から長野県にかけて大雨の被害が増大していますね。
現段階で17人の方が亡くなり、行方不明者が7人との事。
被災されている方々は難儀されている事でしょう。
お年寄りや小さい子がいたら、本当に大変だろうな。
命からがら逃げる事ができても、土石流に家を流されたりそこまでは行かなくても水浸しになっていたり・・・。
まずは心からお見舞い申し上げます。





報道番組で避難所の高齢の方にインタビューしているのを見ていますと、異口同音に「何十年もここに住んでいるが、こんな事は初めてです。」と言うコメントが多い事に気が付きます。
その言葉が明示しているもの。
それは急速な地球環境の変化に他なりません。
環境が刻々とその姿を変えつつあるのに、我々人間が一番その変化についてゆけていない・・・。

地球温暖化の如実な現象の一つとして、この集中豪雨があげられます。
実際ここ数年、日本に住む我々はその雨の凄まじさを肌身を持って感じているはずです。
台風や夏の夕立と呼ぶには度を越えた雨による道路冠水河川の氾濫
そして海外のニュース映像でも然り。
台風やハリケーン以外でも町が水浸しになっている映像は年がら年中目にしている気がします。

かつてはそんな集中豪雨は本当にそんなに頻繁にあるものではなかったと思います。
もちろん道路の舗装化が進み水はけが悪いとか、下水管の排水能力の不足とか、人為的要因もあります。しかしここの所の降水量のデータを見て見ますと、近年の大雨と比しても短時間降水量の異常さは一目瞭然です。

どうやら地球と言う人智の及ぶ所ではないものが、少しずつ歯車を狂わせ始めている。
というよりも太古から続く地球の歴史から見ればそれが当たり前の事なのかもしれませんね。
だからこの「異常」な大雨も、それはすでに異常でもなんでもなく地球にとっては当たり前モードなのかもしれません。

遅まきながら我々も意識の変革を持たなくてはなりません。
地球環境から防災面までの安全のハードルを今一度見直し、地方行政から家庭へフィードバック。
異常だと騒ぎ立てるばかりではなく、そうならないようにするためにもいわゆる自然災害の危機意識を新たに構築しなくてはなりません。そして自然災害に人災までもが加わる事のないように事前にしっかりとした調査研究をすることも必要だと考えます。

自然の大きな力に力で拮抗しようとしてもそれは無理。
だけど人間にはず~っと培ってきた智恵があります。
自然の力と共棲する術は必ず見つかるはずです。
by kazz1125 | 2006-07-21 08:40


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