ヤッシーの誤算

長野県知事選で現職の田中康夫氏が落選。前自民党衆院議員の村井仁氏が3選を目指した田中氏を下す結果となりました。f0056698_19525920.jpg

2期6年弱の任期中、当初から大変独創的な手法で県政運営を試みた田中氏。
その目新しさも最初の内だけで次第に新鮮さも失い、また議会や各市町村との確執は最初から今まで続いたままという「県政の混乱」に対する県民の目は、田中氏に反旗を翻す結果となりました。

この県知事選挙。
「村井氏が勝った」と言うより、「田中氏が負けた」と言う感じがしてなりません。
上手く表現できないのですが、村井氏の人望や政治能力に長野県民が魅かれた結果ではなく、田中氏がどうも嫌だという結果がこうなったのではないかと・・・。

田中氏が掲げる方策やアイデア、考え方はいわゆる政治家のものとは視点の違う、非常に斬新なものを県民に示してきたと思います。しかしその反面、独創的から独善的に変わっていったのを県民のみなさんは見逃さなかった。
民意が田中氏の元には無い事に、彼自身が気づいていなかった様に思います。

国政然り、地方自治然り。
政は民のためのものである。
ヤッシーの誤算はここにあります。
それを自認していたであろうはずの彼は、それを県民に伝える術を忘れてしまっていた。
その結果が今回の選挙と言えるのではないでしょうか。

正直、田中康夫氏タイプの方が政治の中心に立たれることを僕は望みません。
だけど、抑止力としての賢明なるアンチテーゼのできる人として、政治の舞台で活躍していただける事は大歓迎です。
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by kazz1125 | 2006-08-07 19:46 | 時事


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