帳尻合わせ

首相靖国参拝 反応さまざま

 ■安倍氏「次期政権へ影響ない」
 ■谷垣氏「外交改善 問題残る」
 ■麻生氏「中韓には丁寧に説明」
 小泉純一郎首相が「公約」通り終戦記念日の15日に靖国神社を参拝したことに対し、ポスト小泉を目指している3閣僚は、それぞれの反応を見せた。
 安倍晋三官房長官は午前の記者会見で、「首相は(自民党)総裁選に立候補した際に8月15日に参拝すると言っていた。その気持ちで参拝されたのだろう。(総裁選で)争点化するということと、靖国にお参りするのは別だ。首相は静かに哀悼の誠をささげたかっただろう」との見方を示した。
 中韓両国が批判していることについては「誤解があれば誤解を解いていく努力をしたい。個別の問題があったとしても、対話の扉を開くことが両国の発展につながる」と指摘。次期政権への影響については「ないと思う」と否定的な見解を表した。
 谷垣禎一財務相は閣僚懇談会で、「公約を踏まえけじめを付けられたと思うが、A級戦犯合祀(ごうし)についても議論があり、周辺諸国との関係改善をどうするかという問題が残る」と直接、首相に“抗議”した。
 一方、首相になれば参拝を控える考えの麻生太郎外相は閣議後の記者会見で、「5年前の公約を実行される気持ちが強かったのではないか。中韓両国に丁寧に首相の気持ちを説明していく。私は(靖国が)宗教法人である間は政治から一番遠いところに置かれるべきだと思う」と述べた。
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 ■参拝是非の言及避ける 財界首脳
 小泉純一郎首相の靖国神社参拝について、財界3団体のトップは15日、そろって談話を発表した。「ご自身の信念と判断に基づいて参拝されたものと推察する」(日本経団連の御手洗冨士夫会長)、「小泉首相の信念や行動に、外部からコメントするのは控えるべきと思う」(日本商工会議所の山口信夫会頭)などと一様に冷静に受け止めており、参拝の是非については言及を避けた。
 今年5月に、日中関係改善のため「再考が求められる」と参拝の自粛を求める提言を採択した経済同友会の北城恪太郎代表幹事も、「『国のために命をささげられた方々に対する衷心からの追悼』の意を示されたものと思う」と述べるにとどめた。
 また、関西経済同友会の森下俊三代表幹事も参拝の是非には言及しなかったが、「靖国問題はわが国の歴史認識そのもの。政教分離のあり方も含め冷静に議論すべきだ」と述べ、近現代史の教育の重要性を強調した。
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 ■国会議員、相次ぎ参拝
 靖国神社には15日午前、国会議員が相次いで参拝した。超党派の国会議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する会」(会長・瓦力元防衛庁長官)からは計56人(衆院34人、参院22人)が参拝した。このうち副大臣は西野あきら経産副大臣ら3人、政務官は竹下亘環境政務官ら3人が参拝。政党別では自民党52人、民主党2人、国民新党、無所属の各1人。代理参拝は101人だった。
 瓦会長は記者会見で「首相は亡くなられた方々への尊崇の念をもってお参りしており、(中韓両国には)承知いただけると思う」と述べた。
 また、自民党若手の「平和を願い真の国益を考え靖国神社参拝を支持する若手国会議員の会(平和靖国議連)」の役員の今津寛会長ら3人、同党新人の「伝統と創造の会」の稲田朋美会長ら7人も参拝した。
 小泉内閣の17閣僚のうち、沓掛哲男防災担当相は同日午後、参拝した。
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 ■神崎氏「早急に国立追悼施設を」古賀氏「遺族会として喜ばしい」
 政界からもさまざまな声が出ている。
 連立政権を組む公明党の神崎武法代表は「8月15日という象徴的な日だけに誠に遺憾だ。国立追悼施設を早急に造るべきだ。次の政権はアジア外交の修復に努めてほしい」との考えを示した。
 日本遺族会会長の自民党の古賀誠元幹事長は都内で「国を代表して尊崇の念をもってお参りいただいたのは遺族会として喜ばしい」と参拝を支持する一方で、「一番大切なのは静かにお参りできる施設、環境を整えることだ」と、靖国のあり方の見直しが必要との認識を示した。
 自民党若手の「平和靖国議連」会長の今津寛衆院議員は「国の代表として毅然(きぜん)とした立派な行動だ。英霊も喜んでおられると思う」と評価した。
 昭和60年に公式参拝を行い、その後中止した中曽根康弘元首相は談話を発表し「最後に公約を実行したことは結構だ。しかしこの問題の経過を考えると、参拝は公約すべき対象ではない。(平成13年の総裁選で)首相候補として公約しながら、私的参拝というのは矛盾している」と小泉首相の姿勢を批判した。
 加藤紘一元幹事長は記者団に「行くべきでなかった。(中韓両国との外交に)影響は大きい。首相の外交に関する行動は心の問題で終わらない」と懸念を表明。額賀福志郎防衛庁長官は閣議後の会見で「国民に共通の思いが得られるまでは対中、韓国(関係)からも自粛すべきだ」と述べた。
 野党からは「立つ鳥跡を濁している。無責任極まりない愚行で遺憾だ」(民主党の鳩山由紀夫幹事長)、「憲法違反の重大な行為だ」(社民党の福島瑞穂党首)などと、参拝への批判が相次いだ。
     ◇
【首相就任後の靖国参拝をめぐる発言】
参拝日時      参拝後の談話など            
平成13年8月13日 「国内外の状況を真摯(しんし)に受
  (1回目)    け止め、私自らの決断として、15日の参拝は差
           し控える」(参拝時に談話として配布)   
  14年4月21日 「静かに私の真情を込めてお参りするには、例
  (2回目)    大祭の時期が一番ふさわしいと思う。(8月に
           参拝する考えは)ありません」(参拝後の記者
           会見で)                 
  15年1月14日 「新年で決意を新たにするのもいい時期ではな
  (3回目)    いかと思った。(8月15日参拝には)こだわら
           ない」(参拝後記者団に)         
  16年1月 1日 「『初詣で』は日本の伝統ではないか」(参拝
  (4回目)    後記者団に)               
  17年10月17日「例大祭だし、1年に1回参拝することはいい
  (5回目)    ことだなと」(参拝後記者団に)      
(産経新聞) - 8月15日17時15分更新


引用が長くて・・・。
でも今回は歴史を左右する靖国参拝だと思いますのでリンクではなく全て引用させていただきます。

国是とするものがそもそも違う国と解釈の完全一致などはありえない話しですし、「強固」と「頑迷」の区別がつかない退陣間もない首相の動向を一々言揚したってどうしようもない。
まぁ今更、この事にコメントしても何だかなぁっというのが正直な所なんですが。

僕は参拝自体に反対するものではありません。
ただし国益を損なう参拝であるのなら、斟酌して然るべき立場であると思うのですが、どうも彼の価値判断基準ではそうはいかないらしい。
自民党の同僚からも賛否両論が出ているという事を、真摯に受け止めるべきだと思うんだけど、ま、別にいいや・・・。

ただねぇ、今回8/15に参拝して、「これで公約を果たした」とは言わないでもらいたいな。
「いつ行ったって必ず批判される」って逆切れされちゃうのも何だし。
それだったら四の五の言ってないで、最初っから8/15に参拝し続けてたら良かったのに。
彼のコメント読み返したらそうじゃないんだもの・・・。

大体小泉さんがこの件で本懐を遂げたと言い切れるとすれば、周辺諸国のみならず、我々国民の理解、賛同を得る形での公式参拝であるのが本筋。
そうなるようにこの件に関して努力し続けていたのでしょうか?
僕には途中から開き直ったとしか思えないのですが・・・。
それゆえ今更形だけ帳尻合わせてもらっても、「だから何?」って感じがしてなりません。
自己満足型パフォーマーとして最後までその姿を全うした事は大いに評価しますけどね。

いずれにしてもしばらくは五月蠅くて仕方ないな・・・。
日本製品不買運動なども早くも出ているらしいし。

お次の方も大変です。
好例となったのか。
悪しき前例となったのか・・・。

答えは自ずから出て参ります。
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by kazz1125 | 2006-08-15 18:07 | 時事


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