砂の記憶

トランクルームから
色褪せたサーフボードを出した

最後に波乗りをしたのが
いつだったのかも思い出せない位
封印されたままの時間

リムーブもせずに
こびりついたままのSEXWAXと
少しざらつく黒い砂は
確かに過ぎたあの日の海のものだ

右足で押さえつけた波の力と
焼けた肌の痛み
そしてワックスのバニラフレーバーが
ふと思い出された

束の間、海の匂いがした
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by kazz1125 | 2006-09-13 08:58 | 風景


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