世界史の無い世界

富山県立高岡南高校で、必修の世界史を未履修だった事件。
その波紋はあっという間に全国の実態を浮き彫りにし始めました。

「必修」逃れ18道県98高校に拡大、成績表改ざんも

 全国の高校で卒業に必要な必修科目が教えられていない問題で、新たに33校で履修漏れがあったことが26日分かった。
 履修漏れは18道県98校に拡大した。このうち、青森県立三本木高校では、学習指導要領とつじつまを合わせるため、履修漏れのあった生徒の成績表に、学んでいない科目の成績を記入するという虚偽の記載をしていたことも明らかになった。
 新たに判明した高校は、北海道の7校、青森の2校、岩手の5校、山形の1校、栃木の5校、静岡の7校、長野の2校、鳥取の1校、山口の1校、福岡の1校、佐賀の1校。私立も9校含まれている。ほとんどが、地理歴史教科の必修の2科目のうち、1科目しか履修させていなかった。
(読売新聞) - 10月26日







恐らくはまだまだ数は増えるでしょう。
過去の事例も遡ればものすごい数になるのは充分予想されます。

受験以外の科目を履修する。
確かに一杯一杯の受験生の立場としては無駄に感じるのは理解できます。
かつての僕らもそうだったから・・・。
だけどここは予備校ではありません。
文部科学省に定められた単位数をきちんと取得して初めて高校卒業という公的資格を得られるのです。

これを暗黙の内に進めていた先生方も、ある意味生徒のためを思っての事でしょう。
それもよ~く分かります。
だけど、それはあってはならないことでした。
学校と言う所。
勉強のみならず、人をも育てる所のはず。
たとえそれが建前でも、本音がどう見え隠れしようが建前を通すべき場所だと思います。

まずは在学中の生徒達の卒業資格を充たす為に補修で対応すると言う事ですが、結果的にその負担は生徒達も被らざる終えません。
もちろん生徒達もその履修制度については知っているはずですから、甘んじて受け入れなければ仕方がありませんね。
確かにそこの生徒達がそう望んだんじゃ無いって言えばそうなのかもしれませんが、真面目に履修している他の学校の生徒達からすれば、今風に言うと「っていうかぁ、何かずるくね」見たいな・・・。

甲子園常連校の野球部の生徒が、成績は二の次で卒業してしまうって言うのは、今回の問題に加えるとややこしくなりますので、止めときましょう。
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by kazz1125 | 2006-10-26 17:22 | 時事


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