続く生命のために

奈良南部の病院、産科ゼロ 妊婦死亡、町立大淀も休診へ

 今年8月、分娩(ぶんべん)中だった高崎美香さん(32)が脳内出血のため意識不明となり、19病院から転院を断られた後、搬送先の病院で死亡した問題が発生した奈良県大淀町の町立大淀病院で、来年4月1日から産科を休診することが22日、わかった。

 奈良県中南部では今年4月以降、県立五條病院(五條市)や済生会御所病院(御所市)が医師不足を理由に相次いで産科を休診。今回の大淀病院の休診で、南部地域の病院には一つも産科がなくなる状況になる。   12月22日 産経新聞


これ・・・ずいぶんな出来事だなぁと当時思っていたのですが、さらに追い討ちをかけるような深刻な状況ですね。
早急にかつ真剣に具体策を考えてあげないと・・・。





我が国における急速な少子化の進展は、平均寿命の伸長による高齢者の増加とあいまって、我が国の人口構造にひずみを生じさせ、二十一世紀の国民生活に、深刻かつ多大な影響をもたらす。我らは、紛れもなく、有史以来の未曾有の事態に直面している。
 しかしながら、我らはともすれば高齢社会に対する対応にのみ目を奪われ、少子化という、社会の根幹を揺るがしかねない事態に対する国民の意識や社会の対応は、著しく遅れている。少子化は、社会における様々なシステムや人々の価値観と深くかかわっており、この事態を克服するためには、長期的な展望に立った不断の努力の積重ねが不可欠で、極めて長い時間を要する。急速な少子化という現実を前にして、我らに残された時間は、極めて少ない。
 もとより、結婚や出産は個人の決定に基づくものではあるが、こうした事態に直面して、家庭や子育てに夢を持ち、かつ、次代の社会を担う子どもを安心して生み、育てることができる環境を整備し、子どもがひとしく心身ともに健やかに育ち、子どもを生み、育てる者が真に誇りと喜びを感じることのできる社会を実現し、少子化の進展に歯止めをかけることが、今、我らに、強く求められている。生命を尊び、豊かで安心して暮らすことのできる社会の実現に向け、新たな一歩を踏み出すことは、我らに課せられている喫緊の課題である。ここに、少子化社会において講ぜられる施策の基本理念を明らかにし、少子化に的確に対処するための施策を総合的に推進するため、この法律を制定する。


引用が長くなりました。
これは少子化社会対策基本法の前文です。
要は少子化対策は長期的展望に立って考えなくてはならないが、もはや時間が無いので早急に対応しなくちゃまずいぞと言う事。
なっげーんだよ・・・。

少子高齢化対策が声高に叫ばれるようになってずいぶん経つ様に思うのですが、しかしながら実際何かされているの?って思えてなりません。
この前文に謳われている様な事をやって頂けているの?
掛け声ばっかりで具体策は何一つ取られていない気がします。

これからの日本社会の根底を揺るがしかねない少子高齢化の問題。
もちろん増えてゆく高齢者が生活できる環境を整える事もとても大切です。
しかしそれを支える若い人たちが続かなくては世の中は成立してゆかないのは自明の理。
産めよ増やせよでは無いですが、社会のバランスというものも確かに必要です。
ましてや今回の様に妊産婦が安心できる環境の一つも整えてあげる事ができないで、なぁにが少子化対策なんでしょう。
能書きばかりじゃなく出来る事から始めなくちゃ。
安心して赤ちゃんが産める環境作りをしてあげましょうよ。

こういう状況は奈良県だけじゃないらしいからね、高市さん・・・。
ぼやぼやしてないで下さいね。御願いしますよ。
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by kazz1125 | 2006-12-22 19:12 | 時事


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