痛ましい事故の残したもの

風見しんごさん。

同い年で同窓生(別に友人でも知人でもありませんし、学校で会ったこともありませんが)という事もあり、またそのキャラクターからとても親しみを覚えていたタレントさんだったのですが・・・。
青信号で横断歩道を渡っていたお嬢さんが、トラックにはねられて亡くなるという突然の事故。
行き場の無い悲しみは、想像を超えて余りあるものでしょう。
出棺の直前、御棺のふたが閉められた時、彼はその場に泣き崩れてしばらく身動きが取れなかったそうです。

さぞ辛かった事だろうなぁ・・・。言葉もありません。
えみるちゃんのご冥福を心からお祈り申し上げます。

彼の喪主挨拶の最後の言葉。
「・・・アクセルを踏むときとか、道を渡るときとか、ちょっとでいいから『えみる』のことを思いだしてやってください。それだけです。・・・」

僕自身も一ドライバーとして、肝に銘じておきます。

交通事故。
加害者も被害者も、誰にも何一つ良い事なんてないから。








「青信号で横断歩道を渡る」
「道路を渡る時は手を挙げて渡る」
「道路を歩く時は右側を歩く」
小さい子に教える最初の交通ルールのように思います。
しかしながら現実にはそれを守っていても被害者になってしまう事例のいかに多いことか。

子どもがそれをきちんと守っていても、彼らを守るべき大人が自分勝手な運転をしていたら何もならない。
今回と同様の事故事例も決して少なくなく、歩車分離式の信号機の設置も大分以前から熱望されているにも関わらず、実際は試験的な運用のレベルでしかありません。
信号機自体の設定を変えるのはそれほど難しいことではないはず。
それを留めている理由と言うのは、推測されるに信号待ちの時間増による「交通渋滞を招く」と言うただ一点でしょう。

交通弱者である歩行者の安全は最優先されるべきなのに、日本の交通事情には車優先如いては経済最優先の論理が見え隠れします。

実際の交通事情ではどうか?
例えば都内の大きな交差点の例ではどうでしょう。
自動車が右左折する際に、同じ青信号の横断者を待つ時間が長いのは誰でも知っていること。
歩行者用の青信号が点滅してもまだ歩行者の列は途切れず、自動車用青信号の変わり際にようやく右左折が出来ると言う事も少なくありません。
当然右左折の車が滞るため直進車も待ちを余儀なくされているのが現状です。

であれば、歩車分離型信号を導入しても大差ないのではないか?
とある交差点ではむしろ歩車分離型の方が車の流れがスムーズになったという試験データがあったと何かで読んだ覚えもあります。

飲酒運転によるひき逃げ死亡事故の増加などを受け、19日に長勢法相が交通事故の罰則強化の方針を示しました。もちろん悪質な事例には厳罰を処して頂いても構わないと思います。
その国の姿勢は評価できます。

ただしその前に。
・・・その前に事故を現実的に減らすべく努力を、してもらいたい。
出来ることは身近な所にも幾らでもあるはずですから。

痛ましい事故を一つでも減らすために・・・是非。
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by kazz1125 | 2007-01-21 11:16 | 時事


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