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ライブドア判決

ライブドア事件:堀江前社長実刑判決 IT風雲児断罪、被害者ら「当然

ライブドア公判の主な争点 ◇口とがらせ不満顔 「体調不良」と一時退廷

 IT時代を駆け抜けた「風雲児」を、司法は厳しく断罪した。ライブドア前社長、堀江貴文被告(34)に対する16日の東京地裁判決。捜査段階から一貫して無罪を主張した前社長に、実刑が言い渡された。その瞬間、堀江前社長は一礼しながらも、納得のいかないような表情を見せた。判決読み上げ開始から1時間余り後、前社長は体調不良を訴えて一時退出し、言い渡しが中断する場面もあった。【銭場裕司、山本浩資、伊藤一郎】

                       中略 

 「意外な判決」弁護人会見

 堀江前社長の主任弁護人、高井康行弁護士は判決終了後に会見し「本人にとっても意外な判決だと思う」と険しい表情で不満をあらわにした。

                       後略
毎日新聞 2007年3月16日 東京夕刊


IT時代の寵児に一つの鉄槌が下ろされました。
検察と被告との真っ向対決の感もあったこの裁判。
判決は堀江側の主張を悉く一蹴する、執行猶予なしという厳しいものでした。
即刻控訴ということで再び司法の場で争われる事になりますが、いかがなります事やら。

実体のないマネーゲームとは縁のない僕には正直その罪の軽重も今一つピンと来ないのですが・・・。
被害者の方々は軽過ぎるというし、いわゆる訳知り顔の識者の方々は予想以上に重いと言うし・・・、結果的には被害総額が数百億にもなる巨額の詐欺という解釈をすれば軽いって言う感じもしますし。どうなんでしょう。

ただ、法廷での意見陳述の際の彼の言動や態度を報道で知りうる限りでは、裁判官の心象を悪くしたであろう事は容易に想像できます。
金の力で何でも出来ると豪語した人間が犯した罪へのお灸だと思えば、あながち重いとも言えないのかもしれませんね。

まぁ、判決の軽重はともかくとして、彼の懐には未だに巨額のお金があるというのは厳然たる事実。
そして彼の「詐欺」の犠牲になって多額の損失を蒙った人もたくさんいるのもまた紛れもない事実であります。

被告人の生き方すべてを否定したわけではない。この子供のように被告人に勇気づけられた多くの人たちに思いをいたして罪をつぐない、その能力を生かして再出発することを望みます」。

裁判長の非常に印象的なこの言葉を、彼は素直に受け止める事ができたのだろうか・・・。
by kazz1125 | 2007-03-16 19:19 | 時事


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