幸せのお裾分け

空を見上げる顔が
桜色に染まるほどに咲き揃った
用水沿いの道には
緑色のささやかな風が吹く度に
桜の花びらが一枚また一枚
ひらりひらりと舞い落ちている

手を繋いで歩く若い夫婦の
大きなお腹の奥さんは
マタニティのお腹に
時々片手を当てがいながら
もうすぐ生まれ来る新しい生命に
まるでこの大地の息吹を教えるかの様に
ゆっくりとゆっくりと
慈しむ様に何かを語りかけながら歩いている
傍らの若いご主人は
微笑みを湛えた澄んだ瞳で
黙ってそれを聞いている

来年の今頃
再びこの道を辿ってみよう
ベビーカーを押しながら歩く
新しいあなたたちに
会えるような気がするから
幸せな気持ちを
今日と同じく
少しだけお裾分けして頂けるような気がするから
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by kazz1125 | 2007-03-31 23:10 |


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