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仏陀が望むこと

日本もミャンマー制裁検討入り、状況見極めてと首相

 政府は28日、ミャンマー軍事政権が反政府デモを武力弾圧し、日本人記者、長井健司さんら日本人を含む多数の死傷者が出ている事態を受け、ミャンマー政府に対する制裁の検討に入った。

 具体的には、ミャンマーへの新規投資の禁止などがあがっている。

 福田首相は28日昼、「直ちに制裁するかは、もう少し状況を見極めないといけない。ミャンマーへの日本の支援は、人道支援が多いので、そういう部分を含めて考えなくてはいけない」と記者団に語った。

 だが、米国訪問中の高村外相はワシントン市内で同行記者団に対し、「ミャンマー政府の対応次第では強い措置も視野に入ってくる」と述べた。ミャンマー政府が今後も市民への武力弾圧を続けた場合、制裁に踏み切らざるを得ないとの考えを示唆したものだ。 9月28日  読売新聞






今回のミャンマーの反政府デモに当たって、邦人犠牲者が出てしまった事に大変な悲しみを覚えます。

しかしながらここで忘れてなら無い事は、戦地やこういう極限状況に出向くジャーナリストやカメラマン、報道記者たちにはこういうリスクは必ず付いて回るという事。
よく聞く話ですが、彼らは自分だけは弾に当たらないという、何等根拠の無い自信のある方たちが多いとも聞きます。ま、そういうふてぶてしさが無ければそんな所で「仕事」は出来ないでしょうけれど・・・。

ビルマ~ミャンマーという国は近代以降、常に歴史の日陰に追いやられた国でもあります。英国と日本の狭間に置かれ、常に辛酸を舐めてきた。そんな感すらあるのは否めません。
その歴史を引きずり、現代の軍事政権とアウン・サン・スー・チーさんに代表される民主主義勢力との深い対立があります。
そんな経緯もあってか(いわゆるお詫び的意味合いがあるのかどうか・・・)、日本はミャンマーに対しては世界一の援助国でもあります。
しかしながらまた軍事政権への最大の援助者という見解を欧米諸国からもたれているのも事実。今風の言い方をすれば大変「微妙」な立場に置かれています。

ミャンマーは90%が仏教徒と言われ、僧侶の地位が日本などとは比べ物にならないほど高い国です。
その僧侶たちに対して、発砲した軍事政権。
兵士たち個人個人の思想・宗教観からすればもしかしたら有り得ないほどの大罪だったかも知れません。
しかしながらそこには最早個人の力を超越した軍隊の狂気が存在しています。

今、我が国で大きく取り沙汰されているのは、いつの間にか「反政府デモ」「軍事政権」ではなくなり、そこにいた「長井氏が銃殺された事」に摩り替わってしまっている。

軍隊の行く手を阻むものは何人たりとも許されません。それが軍隊の正義です。
そこに個人の存在理由などあろうが無かろうが関係ないのです。
武装した軍隊相手に民衆の「正義」を如何にかざそうとも何の意味も持たない。

仕方がない事だなんていうつもりは毛頭ありませんが、そこだけは「平和ボケ」した我々日本人は、今一度認識しておくべきです。
だって歴史上で言えば、つい最近まで、私たちの近い先祖も同じ事をしていたのですから・・・。

もうミャンマーの軍事政権は末期症状を呈しているものと思われます。
自らの力ではこの内紛を抑えるだけのものは無いでしょう。
かといって、民衆にもそれを上回る力があるとは思えません。
こういう時こそ、国連初め世界の正義を集結させるべきなんでしょう。

いずれにしたってこんな人間同士の殺し合いなんて、仏陀が望んだはずはない。
それだけは絶対疑い無きことに思います。
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by kazz1125 | 2007-09-28 23:51 | 世間話


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