拵える

最近では中々お目に掛かれない言葉ですね。
ましてや日常会話では使われることもほとんど無い気がします。

僕の親父は下町生まれの下町育ち。
「左手」を「しだりて」と発声する例のような「ひ」を「し」に自動変換してしまうという、東京下町人特有の不思議な言語機能を有しているのは言うまでもありません。
70過ぎた今ももちろん下町言葉が抜けるはずも無いそんな親父。
その親父がこの「拵える」と言う言葉を良く使います。

親父は職人でしたから、自分が作るものに対しては本当にプライドかけて一所懸命作ります。
場合によっては採算度外視の馬鹿丁寧さですから、コスト面で合わないと思うこともしばしば。
残念ながら商売人ではなかったんですね。

そんな訳で、子どもの頃から僕は耳なじみのある言葉なのですが、どうもただ単に「作る」と言うのとは微妙にニュアンスが違う気がしていました。
「真心こめて作る」「一所懸命作る」・・・個人的にはそんなイメージを持っている言葉です。

手偏に存。
「手が在る」か・・・ふ~ん。

さてさて時間です。
僕も「ダクト」拵えてきます。
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by kazz1125 | 2007-11-10 08:14 | 言の葉


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