追憶

あちらこちらの家から
夕餉の支度の匂いが漂い始める頃
長く長く延びていた
ふざけながら、抜きつ抜かれつ歩いた
大の仲良しだった犬と
幼かった僕との二つの影

夕暮れ時の
茜色から紫へのグラデーションと
たなびく雲の影だけは
あの頃見た
刻々と移り行く空と
少しも変わっていない

ほんの束の間
確かに
確かに全ての時が止まった
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by kazz1125 | 2007-11-12 23:35 |


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