聖火

人類の進化は「二足歩行・道具の使用・火の利用」が促したと、かつて歴史の授業で習いました。
火を起こす事や火をコントロールする事は今でこそ当たり前の事ですが、昔それがどれほど難しい事だったのかは想像に難くありません(ガスコンロチャッカマンなんてありませんものねぇ)。
暖を取り、灯りにし、調理をも可能にする。
火の利用は今の原子力の利用以上に画期的だった事でしょう。
人は火に神秘を感じ恐れ敬い、大切にしました。

21世紀の今、大昔以上にその炎が大切に守られています。
北京オリンピックの聖火リレーがパリを通過。
聖火リレーを守るためにフランス治安当局は3000人にも及ぶ警察官を動員し、中国のチベット弾圧に対する抗議デモや妨害に対応しましたが、混乱は避けられず聖火リレーも途中で切り上げという結果になりました。

平和の祭典であるはずのオリンピック。
その裏には、国威発揚や多大な経済効果などが渦巻き、建前どおりではないのは衆知の事実です。それは中国も同じ事。
絶対に成功裡に終わらせなくてはならない・・・。
そのためにも中国はチベット騒乱のマイナスイメージの払拭に躍起となっていますが、しかしながらどうも鎮静化には程遠いようです。

聖火って一体何なんでしょう?
オリンピックて何ですか?

平和の象徴である聖火が世界を走り抜けるからこそ意味があるのであって、無理やり保護された聖火が、それも民衆の目にも触れる事が無く通り過ぎてゆくのなんてナンセンス。
走る松明ではなくて走る本末転倒なんて地球温暖化に逆行する由々しき問題です。
平和あってこそのオリンピックです。
都合の悪い事を糊塗して、責任転嫁して・・・それで大成功なんていうのはマスターベーションにしか過ぎません。


もちろん参加する世界中の選手たちには何の罪も無いのは言うまでもありません。
だからこそ・・・だからこそ毎度の事ながらすばらしいオリンピックにして欲しいと思います。

今、国際世論の強い風当たりは、聖火の炎を大きく揺るがせています・・・。
その炎に煽られて、北京オリンピックが大炎上しないように願うばかりです。



それにしても・・・中国当局のありとあらゆる反論、非難を見聞きしてると、どっかの都知事の言い回しに似てることまぁ。かの都知事は中国大嫌いのはずなんですがねぇ。
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by kazz1125 | 2008-04-08 08:17 | 時事


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