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伝言板

つい先程、友人と電話で、今度会う時の待ち合わせの話をしておりました。
「今は携帯があるからそれほど綿密な打合せもいらないけど、昔は駅に伝言板とかあったよねぇ」などと、ついつい昔話で盛り上がってしまいました。

伝言板・・・。
駅の改札口を出た目に付く場所に「それ」はありました。

しばらく人待ち顔で立っていた男性が、何本かのタバコを喫い終えた時におもむろに伝言板に書いた言葉・・・「いつもの喫茶店にいます。孝雄」
後姿に悲しみを湛えた女性が少しだけ震える肩越しに記した文字・・・「さよなら、裕美より」。
高校生がたった一人来ない友だちを心配して書いたのでしょう。「えっちゃん先行ってるよ!3年A組有志」・・・とか。

見るともなしに通り過ぎていた、駅の掲示板に書かれていたあの短い文章たち。
文章の数だけドラマがあったように思います。

そして決まった時間になると、駅員さんがきれいに消しに参ります。
全ての時が瞬時に消え去ります。
掲示板は何事も無かった様に、再び新しい伝言を待ち続けています。

その掲示板が役目を終えてその姿を消してしまったのはいつの事なんでしょう。
久しく見ていない気がします・・・。昭和の忘れ物。
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by kazz1125 | 2008-05-09 19:12 | 世間話


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