青空ひとりきり

空が高い・・・。

頬を撫でてゆく風はいつの間にかひんやりとして、見上げた空の青も少し寒そうな色合いに感じます。
今日の空の色が、娘たちが幼かった日の枯れ始めた芝生の広がる公園での風景を思い出させてくれました。
あれは彼女たちが幾つくらいだったのかな・・・。
「高い・高い」が大好きだった娘たちを、交互に青空めがけて一つ二つ・・・高い高いをしたものです。

ワタシも調子に乗りやすいタイプなものですから、子どもたちの大喜びの声に釣られてそれが段々エスカレートしてきましてね。
ある秋の日、ついに「スーパー高い高い」なる新技(って言うほどでもないけど)を開発。
通常の高い高いは手が離れるか離れないかの高さで受け止めると思うのですが、若かった頃の僕はいささか膂力には自信がありましたので、2mくらいの高さまで放り上げてから受け止めると言う荒業です。
・・・日に日に成長する子どもたちの重さに、すぐにそれは子どもたちよりも我が身が危険だと言うことを悟りましたけど(苦笑)。

しかしながらそれで二度ほど大失敗したことがあります。
ある日の事。
抜けるような青空につい触発されてしまい、長女をさらにいつもより思い切り「スーパー高い高い」をしたところ・・・・。





力が入り過ぎちゃいまして・・・。

勢い余って長女の奴、成層圏まで行っちゃいましてね。
落ちてきたらドリフの爆発コントのように、髪がチリチリで顔が真っ黒に煤けていて・・・いやぁあの時はびっくりしました。その時はすぐに公園の水道で水洗いをして事無きを得ました。

もう一つは月夜の晩。
あまりにも月が綺麗で、その月めがけて「スーパー高い高い」をしたら、いやぁやっちゃいました。
・・・・届いちゃったんですよ、月に。
「ゴンッ」って当たった音がしたと思ったら、間髪を入れずに月のうさぎが「イテッ」って言ったのがはっきり聞こえましたもの。
多分餅をつく杵の柄に当たったんだと思います。
あの時は涼しい夜だったから成層圏は何事も無く通り過ぎたんですが、ひどいたんこぶが出来ちゃいましてね。
落下後すぐに夜間診療で整形に行きましたが、骨には異常は無くただの打撲だということで・・一安心でした。
いやぁ妻にはひどく叱られました。

ワタシがまだ20代後半の若くて男前で色んな所が元気だった頃の話です。



・・・・さぁて、バカ話もいい加減にして出かけましょうか。

これから群馬・前橋に打ち合わせに行って、その後神奈川・川崎に搬入です。
今日も青空ひとりきりか。

                       注:文中一部フィクションがございます事をご了承下さい。
                         今日の空に免じて頂いて・・・。
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by kazz1125 | 2008-10-29 09:56 | 風景


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