カテゴリ:言の葉( 69 )

処暑

本日は二十四節季の処暑。
旧暦七月の中期。
暑さの峠を越えてくる頃とされています。

しかしながらまだまだ現実には暑い事夥しいのですが、それでも週間天気予報では来週辺りから秋の気配が・・・、という予報が出ているようです。

となると残り少ない夏を名残惜しくなるのが人の心。
何とも身勝手なものです・・・。
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by kazz1125 | 2006-08-23 17:33 | 言の葉

オヤジ語録 更新

東名を西走する走行車線の我が家の車の前に、大型トラックに煽られた乗用車が無理に割り込んで来ました。
もちろん追い越し車線をもたもたと走っている方も悪いのですが、ギリギリまで車間を詰めて走る事は一歩間違えば大事故に繋がりかねず、そのトラックドライバーの良識を疑います。

その時、わが父がいみじくもこう申しました。
「まるで、ここのけここのけお馬が通るだな、こりゃ」

んん?
・・・・何か違う。
それ違うだろう。
そこのけそこのけだろう。

運転していた僕には、「ここの毛ここの毛」と思えてしまい、思わず大笑い。
長い旅の道中の一コマです。
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by kazz1125 | 2006-07-31 08:29 | 言の葉

一文字違い

「ほおずき」と「ほおずり」
確かに似て非なるもの。
このように一文字違いで意味の異なる言葉はたくさんあります。

上の例などは全然違うもの同士ですからいささか面白みに欠けるのですが、こんな例はいかがでしょう。

EX1. 先生は本当に「優しい」よ
EX2. 先生は本当に「やらしい」よ
EX3. 先生は本当に「疚しい」よ

「やさしい」と「やらしい」(正しくは嫌らしい)「やましい」などは共に性格を表す形容詞ですので、会話のエッセンスとして使うと時に予想以上に可笑みを持つことがあります。
そしてこれは6/5の記事、言い違い、読み違い、勘違いにも共通する言葉の面白さの大事な要素です。

言い違いの例として・・・
月曜日の朝礼での校長先生のとんでもない間違い。
「今日は避難訓練があります」って言いたかったはずの校長ですが、
「今日は避妊訓練があります」って言ってしまった。

これが小学校ならそれほど問題になりません。
よしんばこれが高校生だったりしたら・・・、大騒ぎ間違いありません。
一字の間違いはそれほどの影響力をも持ち得るのです。

これを機会に皆様におかれましては日常からよく研究なさって頂き、ウィットに富んだ使い分けをされる事が言葉遊びの可笑みを理解する一番の近道だと存じます。


そんなに力説するほどのことでも無いんですが、とりあえず。
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by kazz1125 | 2006-06-24 23:26 | 言の葉

美人の喩え

東京は今日もどんよりとした曇り空。
もう梅雨入り間近ですので、降っていないだけでも良しとしましょうか・・・。
梅雨に入れば手放せないもの、傘。
男性用の面白くも可笑しくもない傘に比べて、女性用の傘は本当に色合いも柄も全てにおいて美しく出来ております。

夜目、遠目、傘の内」と言う言葉があります。f0056698_9001.jpg
傘はこちらの・・・つまり被る笠が本当だという説もありますが、いずれにせよ女性の容姿が、夜見たとき、遠方から見たとき、笠をかぶっているところを見たときに、より美しく見えるということ・・・を意味します。

じゃぁ、「夜目遠目笠の内」で見たにも関わらず美しく見えなかった女性は救いようがないのかと言う議論はさて置き、言葉通りだなと感ずる時・・・。
僕としては、車で通りすがりにバスを待つ傘越しの女性の姿にハッとさせられたりする事があります。
顔はよく拝見できなくとも、その女性の傘を持つ指先に女性らしさが溢れていたりすると、前の車に追突して我に返る・・・なんて事がしばしばです(そんなことはないやろぅ!)。

言葉の真意としてはどうなんでしょうね?
夜目も遠目も笠の内も、要はどれもはっきり見えていない訳でして・・・。
ある意味男の本質を鋭く切り込んだ言葉のような気がしてなりません。
ったく男ってぇのは・・・。

美人を喩えた言葉に他にこんなのもあります。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花f0056698_942135.jpg

これは古くは江戸、天明年間の諺辞典だった譬喩尽(たとえづくし)にも記載のある由緒正しき美人を喩える言葉であります。
芍薬の花。すぐにピンと来る方は少ないと思いますが(僕もわかりません)、開花時期は場所にも寄りますけど、5月~6月くらいのようで、漢方薬としても広く用いられています。フランスでは白ワインの香りを評するのに使われる、やはり女性らしさを表す言葉の一つらしい・・・です。

美人の喩えは枚挙に暇がありませんね。
しかし・・・
立てばビヤ樽、座れば土管、歩く姿はドラム缶
こんな言葉もございます。
この諺は果たして美人を喩えた由緒正しきものなのかどうか、ちょっと判断しかねておりますが。

女性の皆様、もちろん杞憂ではございますがどうかお気をつけ遊ばせ・・・。
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by kazz1125 | 2006-06-06 09:16 | 言の葉

多摩の言葉

「がんばらんば」ブームも今や韓流ブームを乗り越え、ワールドカップと共にヨーロッパにまで波及せんばかりの勢い(本当かいっ?)。
今や「長崎がんばらんばクラブ」まで創設され、温かな方言を持つ各地に支部の設立の動きまであります(思いっきりウソです)。

それはさて置き、方言の持つ温かさやその独特の間は、他の言葉では表現しにくい事もあるかもしれません。

そこで子どもの頃から慣れ親しんでいる自分達の言葉についてふと考えてみました。

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by kazz1125 | 2006-05-28 12:52 | 言の葉

読めるが書けない漢字

先の記事の中で、「檸檬」を読めるけど書けないと記しました。

思い返せばそんな漢字は掃いて捨てるほどありますねぇ。
今回は自分の勉強を兼ねて思いつくまま列挙してみたいと思います。
読めないし書けないのは論外ですが・・・。

顰蹙
薔薇
牡蠣
蜘蛛

石鹸
煎餅

絨毯
蒟蒻

どう考えても書けないなぁ、僕は・・・。

訂正:煎餅は書けました。書けます!
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by kazz1125 | 2006-05-08 22:30 | 言の葉

花散らす・・・

昨日の強い雨が止んだと思ったら、今日はものすごい風。
桜の花は受難続き。

花散らす 風の宿りは 誰か知る
      我に教えよ 行きて恨みむ
  
                     古今和歌集 巻ニ 春歌下  素性法師

古今和歌集の、この季節を詠んだ歌の中でも最も好きな歌です。
桜の花が咲き揃ったまさしく今の時期に詠まれたものでしょう。

時が来れば花が散るのは致し方のない事。
しかしながら、散るのを惜しむ気持ちを何故かしら強く抱いてしまう花。

それが桜です。
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by kazz1125 | 2006-04-03 09:05 | 言の葉

あしひきの・・・

昨日、東京では桜が満開と発表されました。
昨夜の強い雨と、今日の強い風。
せめて週末まで頑張って欲しいな・・・。

あしひきの 山桜花 日並べて
  かく咲きたらば いたく恋ひめやも
                           万葉集 第8巻   山部赤人

あしひきの 山の際照らす 桜花
  この春雨に 散りゆかむかも
                           万葉集 第10巻 読み人知らず
 
あしひきの 山桜花 一目だに
  君とし見てば、我れ恋ひめやも
                           万葉集 第17巻  大伴家持
  

 この山に係る枕詞「あしひきの」ですが、その語源は諸説紛々確かではないようです。
語感からは、なだらかな・・・大和の国の山々のような姿を思い起こさせるようなイメージがあるのですがいかがでしょうか。
いずれにしても万葉の昔もそして今も、美しいものは人の心を捉えてやみません。
たとえそれが桜の花であれ、人の心であれ・・・。
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by kazz1125 | 2006-03-29 08:40 | 言の葉

朝霜

早朝の茶畑 と狭山湖。
埼玉県所沢市

寒さが厳しい時期、左から丹沢連山~富士山~奥多摩、秩父連山というように関東の西端にそびえる山々が、鏡のような湖面の向こう側にくっきりと見えます。

再びの寒さで茶畑一面に霜が降りて、薄っすらと雪が積もったようになっていました。
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朝霜之 消安命 為誰 千歳毛欲得跡 吾念莫國

   朝霜の 消やすき命 誰がために
                千年もがもと 我が思はなくに

                             万葉集 第7巻  読人不知
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by kazz1125 | 2006-03-04 08:51 | 言の葉