緩やかな時間

父方の伯父の7回忌、伯母の13回忌で文京区大塚のお寺に参りました。
久し振りに訪れたお寺は少しずつ改装されて、きれいになっていました。

昔は本堂の薄い畳敷きの上で正座してお経を聞いたものでしたが、今は椅子が並べられ足がしびれる事もありません。
子どもの頃足がしびれすぎて感覚が無くなり、足をどう床についているのかわからなくて歩けなくなった事を懐かしく思います。
本堂への入り口も自動ドアになり、また各扉や窓も全てサッシになりました。
時代の流れですね。
隔世の感ありです。
建物や設備に関してはそれも仕方の無い事でしょう。

しかしながら、そこかしこにある空気は子どもの頃、祖父の法事で訪れた頃の匂いを携えたまま。
控え室の床の間に掛かった書、紺地に白い大きな水玉模様の湯呑も昔のまま。
そして何より変わらないのは都会の喧騒の中にありながら、静かな時間がここにあること。
子どもの頃から何となく不思議に感じていたのですが、この境内に入ると何故か空気が違う気がしていたものです。

それにしても月日は確かに流れているんですよね。
お寺には亡き人の魂と共に流れの緩やかな時間があるような、そんな気がした一日でした。
合掌
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by kazz1125 | 2006-05-14 17:28 | 雑感 | Comments(2)
Commented by Cozy at 2006-05-15 00:18 x
あ、なんかわかるなぁ、その感覚。ボクも叔父貴の菩提寺に先日行ったときにそう感じました。境内はかなりリニューアル、和尚さんも後継ぎのセガレだったんだけど、その寺がもつ雰囲気ってそのままでしたね。すごく懐かしい感じ。ボクは特に宗教観は持ってないですが、やっぱりホトケの道ってのが日本人の心なんでしょうか。
で、その後ラーメン食いに行くってところが…好きなんですねぇ~(^^;
Commented by kazz1125 at 2006-05-15 07:25
特に宗教的なこだわりの無さ・・・それが良くも悪くも大多数の日本人の中にある「宗教観」なのかもしれません。
正月には神社に初詣、旅行すれば旅先のお寺に御参り、結婚式はチャペルで、そしてクリスマスを祝う・・・。その曖昧さが日本人なんでしょうね。
それも決して悪い事ではないでしょう。

僕はお寺とか神社に御参りした時に感じる「凛」とした何か・・・。
その空気が例えようも無く好きです。
歴史ある神社仏閣に参内した時などは時空を越えたものに触れられたような喜びがあります。

その凛としたものは何か?
変わらないものとは何ぞや?
形而上学的な話になってきてしまったので、ここいらで・・・。(実は苦手)


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