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草枕 旅にしあれば・・・

列島縦断鉄道12000キロ~最長片道切符の旅

御存知の方も多いと思います。
2年ほど前にNHK・BSでやっておりました旅番組。
俳優の関口知弘さんがJRの最長片道切符を利用して、同じ駅は2度と通らずに、一筆書きで北海道の稚内から大分を目指して42日間で列島縦断する・・・。
僕はテレビ番組には余り執着しないんですが、これだけは時折見ておりました。

ご存知でしたか?余談ですけど、この切符、正確な金額は覚えていませんが、¥70,000以上するんですよ、確か。有効期限は68日間だったかな。
でも、きちんとその切符の決められたルールを守って、時間さえあればたったそれだけの交通費で日本縦断できてしまいます。


旅人、関口さんは旅の途中で色んな出会いをしてました。
もちろんテレビ番組ですから、作られた出会いもあったでしょう。
でも旅の本当の喜びは、そんな所にあるかもしれないな・・・などと思わせてくれる人、風景、音楽。
お仕着せの旅番組とは違った、久し振りにじっくりと引き込まれる番組でしたねぇ。

ご覧になってない方は、再放送かDVDにてご覧頂ければと思います。
その後「続編鉄道乗りつくしの旅~JR20000㎞全線走破~」というのをやってましたが、2番煎じは最初の感動が薄れるので見ておりません。

旅の記憶。
人との出逢い、それが一番記憶に残るものかもしれません。

昔、真夏の房総半島を自転車で一周した時、鴨川のラーメン屋に汗びっしょりで入ったことがありました。
僕の汗だくの顔を見て、店のオヤジさんが何も言わずにお冷のポットを一本ど~んと僕のカウンターに置いてくれたのを思い出した。
太陽
入道雲
アスファルトの照り返し
陽炎と滴る汗
冷やし中華・・・あの夏の旅の記憶

そうしたものです・・・。

でも本当は美味しいものの記憶の方が、やっぱり上かな?

・・・草枕 旅にしあれば 椎の葉に盛る  か・・・。
by kazz1125 | 2006-06-09 21:05 |


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