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事件は現場で起きている

いじめと言う言葉。
齢44の僕が子どもの頃からありました。
いじめっこ。
いじめられっこ。
だけど、今世の中で取り沙汰されているほど陰湿かつ憂鬱なものだったかなぁ。
確かに昔もあったけど、僕が知っている限りではこんなに四面楚歌の状況を作り出しはしなかったな・・・。





どうも今のアチコチのいじめのニュースを見ていますと、いじめの構図は徹底して追い込まれて完全に逃げ場がなくなってしまうような閉塞感が伴っているような気がします。
その孤独感。
人は本質的に群れを成して生活する動物であるが故、常に孤独と対峙する事は時に絶望感を伴う事もある・・・様に思います。
だから怖い。

いじめの恐怖感の裏にあるもの。
それがいつ自分自身に降りかかってくるか分からないこと。
いじめている側、もしくはそれを見てみない振りをする子ども(それすらいじめられる側からすれば同罪です)にはその心理が働いて、自分自身の保身のためにいじめる側に加担する。
そこがこの問題の一番厄介な所です。
いじめる側に加担しているつもりがなくてもそうなってしまっている事に気がついていない場合もあるし・・・。

とにかく屁理屈こねていても何も変わらない。
そこで苦しんでいる子どもの事(もちろんいじめは子ども社会だけのことではありません、職場にもたくさんあります)を第一義に考える事から始めましょう。
回りの大人たちの手助け無くしては絶対に解決はしません。


だけどなぁ。こちらはこちらでどうにかしなくちゃならんねぇ。
事勿れ主義の塊。
お役人。
過去何年間もいじめによる自殺がなかった旨の報告書を出し続けた文部科学省なんかにこの問題を任せておいても埒は明かないでしょうね・・・。
現実を見ようとしないで、机上で数字だけをいじくっているお役人に何が出来ますか。
そんないい加減な調査しているから一向にいじめが減らないって言われても仕方ないっすね。
子どもを取り巻く環境を少しでも良くしていこうなんていう気配を微塵も感じられない。
如いてはいじめに加担している子と変わらないって言われちゃうよ・・・。

いい加減にして欲しい。

踊る大捜査線の織田裕二扮する青島刑事の名台詞・・・「事件は現場で起きているんだ
今思うと、蓋し名言。

文科省、教育委員会、校長、先生。
現場を、まず現場から目をそらさない事。
四の五の言うのはそれからで結構・・・。
by kazz1125 | 2006-11-08 08:52 | 時事


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