表現しがたい息苦しさ
僕がいるのは
たった一筋の明かりもない
漆黒の闇だった
辛うじて動かせる手を
闇雲にあたりに振り回してみても
触れるものすらない
どうして
どうしてこんな事になったんだ
手は動くのだが
閂を掛けられてしまったように
脚はピクリとも動かすことは出来ない
どれほどの時間を
もがき苦しんでいたのだろうか
目が覚めた・・・
夢だった
僕の脚の上には
妻の大木のような脚が
ドカンと乗っていた
いかなエイプリルフールとは言え、洒落にならん。
悪夢だ・・・・・・・・。
生まれてこの方経験したことの無い様な、目覚めの悪い4月1日の朝だ。