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青田買い

本日、仕事で都内へ向かう道すがら、久しぶりに吉祥寺の母校の前を通ってみました。
街道沿いの空気感は20年前とさほど変わりませんが、正門から吐き出されてくるリクルート姿の学生たち・・・。
3年生の青田買いですね。

「09就活」はや臨戦、3年生を標的 激化
 日本経団連は16日、大学・大学院の新卒者採用選考について2008年度の倫理憲章を発表し、「選考活動の早期開始を自粛する」よう各企業に求めた。特に、09年春に卒業予定の大学3年生の「青田買い」を慎むようくぎを刺している。しかし、企業側では「出遅れれば良い人材が採用できない」と、憲章を尻目に3年生への採用活動を本格化する動きが相次いでいる。2007年10月17日  読売新聞


こういう記事を見ると、現実とのギャップに暗澹たる思いになりますね。
現実はこうして学生たちが不似合いな制服と見紛うばかりのリクルートスーツで闊歩しているのに、自粛だの何だのって・・・。
かつて僕らが学生時代もそんな協定はあったにも拘らず有名無実でした。
むしろその頃より就活は早くなってるのが現実のようですし。

意味ないですね、こんな話。
いっその事こんなつまらん事前協議なんて無くしちまえばいい。
有能な人材は三顧の礼を持って迎えたいのが企業の論理なら、前途洋洋たる企業には持参金を持ってでも就職したいのが学生の論理。
はっきり言って大学に学問の場を求めて通っている学生さんは残念ながらほんのわずかでしょう。大多数は就職のための通過点と考えているはずです。
であれば現実に即して、もっともっと就職に即した大学生活のタイムテーブルを作るのも、少子化に晒された学校と言う名の企業に課せられた課題となるかもしれません。

そう言えば、極稀にですが未だに単位が足りなくて卒業が「やばい」夢を見てうなされることがあるんだよなぁ。
通り過ぎる欅並木に学生だった頃を思い出しながら、想いを馳せるあれこれ。
by kazz1125 | 2007-10-20 00:05 | 世間話


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