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頭脳明晰なバカ

防衛相 守屋氏に退職金返納促す

 石破茂防衛相は23日の会見で、防衛専門商社「山田洋行」の元専務(69)から自衛隊員倫理規程違反の形でゴルフ接待を受けていた守屋武昌前防衛事務次官(63)について、支給された退職金約7688万円の自主返納を求める考えを示した。

 防衛省による聞き取り調査で、守屋氏は元専務と家族ぐるみで20年以上の付き合いがあり、ゴルフ後のマージャンや焼き肉店などでの会食接待なども認めた。倫理規程は知っていたが、回数は不明で「長い付き合いでやめられなかった」と話しているという。

 石破防衛相は「そのような(接待)行為を長く続けて退職金を規定通り受け取ることは一般感情からいって『そうですか』とはならない」と述べ、町村信孝官房長官も「退職した人への処分はない。自主的な対応を求めるのが過去の例だ」と話した。 10月24日 産経新聞



このニュースもひどい。
守屋氏は防衛省内のその絶大なる権力に「天皇」などと呼ばれていたそう
ですが・・・何様のおつもりだったんだか。





現場で働いている自衛官の皆さんはどういう思いで見ているのか。
もし、彼らがそう問われれば、「自分たちは任務を遂行するだけです」、「国を守るために一所懸命やるだけです」。
きっとそんな答えが返ってくる事でしょう。
しかしながらその内心はどうか?
非常に複雑な思いで勤務しているんでしょうね。

大分以前、富士の裾野にある板妻駐屯地というところで陸曹候補生の訓練を見学したことがあります。
陸曹というのは会社の職制で言いますと主任、係長クラス。
つまり現場の班長といったところになりましょうか。

晩秋の富士の演習場に降り止まない小雪交じりの冷たい雨。
枯葉色の木陰にじっと身を潜めている若い隊員。
重い小銃を携え、びっしょりと濡れた戦闘服で泥だらけになりながら地面を這いずり回る姿。
非常に厳しい訓練に涙を流しながら歯を食いしばっている若い隊員たちの姿に、こちらが背筋が伸びるような思いをしたのを今もまざまざと思い出します。

そういう彼らのトップに君臨していた男が、年間100回以上の接待ゴルフに、賭けマージャン。
何なんだろうな・・・。国防を任とする組織のトップとしてはあるまじき行為であるのは言うまでもありませんが、接待する側も大問題。
自衛隊員倫理規定が厳然と存在しているのに双方無視だもんな。
大体前から思ってたんだけど「山田洋行」って名前が変。
会社のクセになんで「洋行」なんでしょう。パッと見、人名みたいじゃねーか。
・・・ってそんなのはどうでもよろしい。

守屋氏は頭脳明晰、かつ実務能力も大層高かったそうですが、だからってそれとこれとは別問題。
仕事をきちんとしてれば何をやってもいいという事にはなりません。
我々国民感情からすれば退職金の返済なんていうのは当たり前だし、法的に処分を望む声ももちろん多いでしょう。
ここは一つ厳正に対処していただかなくては後顧の憂いを残します。

しかしそれだけじゃ気の済まない彼の元部下だった自衛官・防衛省職員の方々も大勢いる事でしょう。
そういう方々から希望者を募って、守屋氏を実弾射撃の的にするのも検討するのもいいかもしれませんね。

あとさぁ、賭けマージャン「天皇」はしねーだろ。
それにしても・・・・バカだね。
by kazz1125 | 2007-10-26 09:13 | 時事


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