お弁当

お天気に恵まれた昨日、長女と次女が卒業した僕の住む地域の小学校は運動会だったようです。
用があって丁度昨日の昼過ぎに帰宅したところ、午前中の種目の応援を終えた親御さんたちが三々五々帰宅しているところでした。
僕らが小学生の時は、運動会と言えばグラウンドに敷物を敷いてじいちゃんばあちゃん、親子で一緒にお弁当を食べたものですが、今はあまりそういう光景は見かけません。
核家族化が進み親御さんが運動会に来られない家庭も増えたりとか、色んな諸事情があってそういう風潮が定着したようです。

そんなお弁当・・・。
お弁当というと思い出す事があります。
以前にも少し書きましたが、次女が中一の頃、部活で仲間外れにされたことがありました。
ある保護者の方から「どうもおかしいよ」というお話を伺い、ある日そっと練習試合を見に行ったのです。
丁度お昼時。
15人くらいいた1年生部員が楽しげにお弁当を食べている輪から、数メートル離れたところでたった一人お弁当を食べている次女の姿がありました。
あの淋しげな姿はいまだに忘れられません。
あんなに美味しいはずのお弁当を、無表情で無味乾燥な砂を食べているようなあの姿は絶対に忘れません。

あれから丸三年、次女も高1になりました。
昨日ワタクシ、実は午後からの練習試合を見るための早退帰宅。
出掛けた高校の体育館には弾けるほどの笑顔でバスケを楽しんでいる次女の姿がありました。

きっと今の彼女には、たとえコンビニ弁当でも最高に美味しいお昼ご飯なんだろうなぁ・・・。
三年前。
それこそ柱の陰から見た、涙でぼやけて見えた次女の姿はどこにもありませんでした。

お弁当だけはみんなで食べた方が美味しいよね・・・、そんな事を思いながら後にした高校の体育館は、想いを一つにして練習を重ねる仲間たちの熱気で溢れていました。
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by kazz1125 | 2008-09-28 23:19 | 世間話 | Comments(10)
Commented by まっさ at 2008-09-29 03:46 x
こんばんは。

娘さんのエピソード、心にグッと来てしまいました。
寂しい思いを乗り越えた今の姿は、さぞたくましいことでしょう。
読んでて泣けてしまいます。

大人になっても、どうあれ一人の食事は寂しいものです。
つい誰か道連れを探してしまう。決しておごらないけど(笑)。
食事は楽しい会話も含めてあって然るべきじゃないかな。
Commented by kazz1125 at 2008-09-29 03:57
おやおや、まっささんこんばんは。

こんな時間に何をしてらっしゃる(笑)・・・ってワタシもですが。

コメントありがとうございます。
時事ネタばかりではなく、こういう記事にコメント頂けるのはとてもうれしいものですね。
ワタシも一人で食事をする事が多いのですが(昼食はほとんど一人)、おっしゃるとおり会話もソースの一つかもしれませんね。
Commented by seechan2525 at 2008-09-29 20:35
お嬢様、良かったですね
少しずつ、強くなって逞しくなって、
その分優しく奇麗になって行くんでしょうね。
陰からそっと見守る親御さんの優しさに、きっと自分で切り抜ける強さを学ばれたのでしょう
かわゆい娘さんじゃないですか!ひゅーひゅー!
Commented by mariruri at 2008-09-30 09:33 x
こんにちは。お久しぶりです。
ウチの娘が仲間はずれになっている、とブログへ書いたのは丸2年前・・・。
その時のkazzさんの人事ならぬ「力の入ったコメント」他、色々なことがゎーーーっと蘇ってきました。本当に自分の子のそういう姿を目にすること、そして娘の心中を察すると胸が押しつぶされそうな感覚になりますよね。
今は元気に部活を楽しみ輝いているとしても、その時の光景は脳裏に焼きついているでしょ?

私は学校へ行く度に教室移動の際、ひとりぽっちで移動する娘。授業参観の理科の実験で男女混合の4人グループで娘が入り込めないように3人で囲って実験している姿。それが忘れられません。

その頃のkazzさんの励ましの言葉の数々。うわべだけではない心のそこからのエール。
色々な思いが交錯して朝から泣いちゃったじゃないですか。゚(゚´Д`゚)゚。
改めて感謝申し上げます。

でもお互いの娘がミラクルで志望校に合格し、そしてそれぞれ部活で生き生きしている。嬉しいことですねぇ・・・。
ここには書ききれない娘の近況を、近々当ブログで綴ります。
お時間がありましたら覗きにいらしてくださいね(^^)
Commented by kazz1125 at 2008-10-01 23:08
シー坊さん、こんばんは。

ありがとう・・・。
仰るとおり少しずつ、「強くなって逞しくなって」行きます。
しかしながら、「優しく奇麗になって」行かないところが、難しいところで・・・。

親の心子知らずは世の常。
いたし方の無いところでしょう。
Commented by kazz1125 at 2008-10-01 23:17
mariruriさん、こんばんは。
ごめんね~。中々そちらに遊びに行けなくて・・・。
何せ当方も昔ほどの更新頻度ではないのでご勘弁ください。

・・・そーでしたねぇ。
同い年の娘が奇しくも似たような状況だったもので、ワタシもずいぶんと熱くコメントしたもの。
あれからずいぶんと時を経たような気もします。
いずれしても、その状況を切り開いたのは他でもない本人たち。
思い返すと親がしてやれる事など高が知れていますよね。

・・・それでもあの時があるから今があるのも間違いないこと。
辛かった思いも、心の糧としてくれることを親として願ってやみません。
Commented by さくら at 2008-10-02 00:32 x
切ないですね。。。
胸が痛くなっているkazzさんを感じて、私も胸が締め付けられました。

でも、いつか思い出になる強さを持つのだろうと思います。

私はそうだったんで♪



東京ではお世話になりました。
やっと記事に出来ましたよー
Commented by 一個 at 2008-10-02 19:06 x
やっと、こういうお話を過去の話としてできるようになりましたね。

私もです…。

いつになったら、このトンネルから抜け出せるんだろう…そんなことばかり考えていました。
Commented by kazz1125 at 2008-10-07 23:59
さくらさん、業務多忙にてコメント遅くなり失礼しました。

強さ。
天賦のものよりも経験がもたらすものは何より根の張ったものになる・・・。
ワタシはそう思っています。

彼女が感じた苦しさ、辛さ・・・。
それがバネになってくれれば、その経験もただ辛いものではなかったはず。
父としてそう信じています。

そんな事は今更おくびにも出しませんがね。

その節はお役にも立ちませんで・・・。
Commented by kazz1125 at 2008-10-08 00:06
一個さん、こんばんは。
一個さんの息子さんも似た経験がおありでしたか。

俗に「時が解決する」などと言うこともありますが、私はそれはうそだと思う。
最後まで負けなかった本人があってこその事。
その時の経験はきっとすばらしい人生の肥やしになってくれると思っています。
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